名古屋の東山動物園の一角に古びたモノレールが保管されています。子どもの頃、どこかで乗ったような記憶のある車両。
東山動物園の売店の屋根の上に三菱重工がフランスのサフェージュトランスポール社から技術協力を受けて開発した、懸垂式モノレールの試作車なのだそうです。
それにしても、三菱サフェージュモノレールをどこかで乗ったような。哀愁を感じるこの車両はいつまでここにあるのでしょうか?
ところで、モノレールの方式としては一本の線にぶら下がる懸垂式(けんすいしき)と一本の線を跨ぐような跨座式があります。
懸垂式は、車両を吊るように上にレールがある(レールに車両がぶら下がっている)形態のモノレールです。
東山動物園のモノレールは懸垂式で、車輪と軌道が車体の上になることから、車体が屋根上を支点にして揺れるといわれます。この為に乗り心地は必ずしも快適だとはいえないようですが、カーブを通過するときには振り子のように車体が動くため、スムーズに回ることができたようです。
今日では、様々な技術の向上で乗り心地はもちろん、スピードも重要な要素ですから、これらの事情を見るとモノレールが衰退していった理由が漸く理解できました。
